ThermalTakeの12cmファン搭載CPUクーラー、BigTyphoonを現在使ってますが、それなりに冷えるようです。BigTyphoonに換装する前は
CoolerMasterのHyper48を使っていましたが、冷え方がイマイチだったので交換してみました。
それなりに安価で冷えるBigTyphoonですが、装着についていくつか注意事項があります。
1,バックプレートが厄介
H型のバックプレートが付属しますが、これがかなり厄介な代物です。接地面積が大きいため、CPUソケットの裏にコンデンサなどのチップ部品が実装されていたり、コンデンサの足が飛び出していたりする場合、見事に干渉します。
GigabyteのGA-965P-DS4に装着しようとしたところ、裏のパーツと見事に干渉してしまうため、バックプレートの使用を断念、Hyper48に付属のLGA775用バックプレートを使用して装着しています。
取り付けマニュアルだとバックプレートとマザーボードの間に貼るクッション材の両面テープをはがし、マザーとクッション材を接着させるようになっていますが、これはかなり危険そう。取り付けると外すのがかなり難しくなってしまいそうです。
力が特定の箇所に集中してしまう危険はありますが、バックプレートを使わずに、ナットで直接ボルトを穴に留めるのも一つの方法かもしれません。ただし、手で留め金具を回してテンションを調整するので、結構微妙な調整が必要かも…
2,ファンが回らない
最近のマザーボードはFANの電圧を自動で調整するようになっているものが増えていますが、起動時に12Vを流すようなマザーボードでない場合、電圧が低くてファンが回らないという場合があります。もっとも、12cmファンはかなり静かですので、ファンコントロールをDisableにして、常時フル回転でもいいような気がします。
3,吸気できない
ひじょうに高さのあるファンのため、ケースの幅が20cm程度の場合、側面に吸気口が無いとファンが吸気できず、思ったような効果が得られない場合があります。
サイドフローだと側板ぎりぎりでも問題ありませんが、トップフローの場合には吸気できなくなってしまいまいます。その点高さのあるクーラーの場合、サイドフローの方がいいのですが(背面に向けて効果的に排気できたりしますし)、CPU周辺の冷却を考えるとトップフローに部があるんですよね。
巨大なCPUクーラーって買ってから取り付けるまでにいろいろ難点がある場合も多いので注意が必要かと思います。