我が家はCATVプロバイダのインターネットなのですが、CATVの基地局と近いこともあってか、CATVではなくLANで繋がっているような感じだったりします。ダウンロードも普通に5MB/sとか出ますし。
しかも、CATVならではのグローバルIP取り放題。ただし、インターネット直結なのでセキュリティには十分配慮が必要ですが…。セットアップしたてのWindowsXPとか繋ぎたくないですよね(^^;;;
メインPCとストレージ用PCの2台を主に使っているのですが、CATVの場合ネットワーク共有フォルダを作るといろんな意味で怖いような気がします。特に、昔同じCATVプロバイダを使っていた友人が、Windowsのネットワークを見たら普通に他人のPCが見えていた、なんてこともあったらしいのでなおさらです。(さすがにこれはプロバイダのスイッチ設定のミスでしょうが…)
どうにかしてセキュアかつ高速なフォルダ共有が出来ないかな、ということで、NIC2枚差しでの別ネットワーク構成にしてみました。
最近のマザーボードは主にゲームを目的としたTeaming(チーミング、複数NICをまとめて冗長化すること)で使用出来るよう、2つのNICが搭載されていることが多くなってきました。メインPCのBlitz Extremeにも、MarvellのGigaBit NICが2つ(PCI-E x1とPCI接続)搭載されています。
そこで、このうちの1つをインターネット用に、もう1つをプライベートネットワーク用にすることに。方法はかんたん、インターネット用のものはDHCPをON、Firewallなどの設定も有効にしたままにして設定終了。というか設定変更する箇所はありません。
プライベートネットワーク用のNICはかなり高負荷のネットワーク転送を行いますので、PCI-E接続のものをチョイス。インターネット用なんてたかが数MB/sレベルなので、100Base-Tでも十分です。
IPアドレスはプライベートIPを振ります。少しでも負荷を下げ、転送レートを上げる為に、Firewallや不要なものは外し、シンプルな構成にしてみました。
ストレージ用のML115ですが、こいつにはBroadcomのNICが1つ(PCI-E x1接続)しか載っていません。なので、PCI接続のGigaBit NICをもう1枚購入することに。
どうせ買うなら高品質のものを、ってことで同じくBroadcomのBCM5782搭載のものを購入してみました。って、これ、JumboFrame対応じゃなかったりするんですが(^^;;;
2台の接続はお手製のCAT5E クロスケーブルです。
早速ベンチマークがてら転送試験を行ってみましたが、だいたい38〜40MB/s程度で転送出来ている感じ。感じとしてはNICよりもストレージのIO周りがボトルネックになっているようです。
数千円の投資でこれだけ高速であれば十分です。
ちなみに、CATVに移行した際に同じようなことをやろうとしたのですが、その時はNICが2つオンボードで載っていることを失念していて、1394ネットアダプタを使おうとしていました…
Peer to Peerで繋ぐには1394ネットアダプタって結構便利なんですけど、普及しませんでしたよね。ケーブルで繋ぐだけでいいし、楽だったんだけどなぁ。
そんなこんなで不幸な1394ネットアダプタですが、やはりWindows Vistaではサポートされなかったため、結局諦めることに。